電撃文庫と堕落生活*でんだら*

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電波的な彼女2、3

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というわけで読みきった。

何が言いといわれれば、主人公であるジュウが共感できると言うところだろうか。正義感をふりかざしてる割には何も出来ない。ただ、その後ろ向きな考え方が大好きだったので、ここまで読めたんだと思う。馬鹿なわけじゃないし、狂ってるわけでもない。達観してるように見せておいて、実は普通に怒るし普通に辛いし、弱みを見せないわけでもない。なんていうか、絵とか絵とか絵とかそんな雰囲気から9Sの八代を彷彿とさせてるわけなんだけど、そこまでかっこいいわけじゃない。
やっぱり一番大きいのは自分の自覚があるっていうところか。何も出来ない。自分には力は何も無い。そういってそれでも逃げてるわけじゃなくてちゃんと立ち向かう。それに付き従う雨は一貫した行動理念だし、馬鹿ではない。一緒に出てくる女たちは全員そろって強い女。光もいいところしかないようなツンデレに固まってきたし、ホントに、頭が悪い奴がいないから安心して読んでられる。
馬鹿なのは犯人だけ、と思わせておいて、その犯人は狂ってるからそれはそれで面白いし、3巻の母親の遺体と暮らしてるって言うのはもう最高に気が狂ってて大好きだった。読んでて、さすがに雨の予想が飛躍しすぎな気がしたけど、彼女のポジションはどちらかというと全能者というキャラ設定だから全然許せちゃう辺りキャラつくりをちゃんとやってるなあと実感。
母親が強すぎるおかげで自分の弱さに気付いてるって言う設定はなかなかいいと思った。これは確かに良作だわ。

しかしこの人の悪役作りもすさまじい。情状酌量の余地もなくこれ異常ないほどとことんまで悪役だな。まさに悪役っていうね。しかもちゃんと頭使ってるような、妄想癖が入っていたとしてもそのなかでしっかり自我を確立してるし。うーん。確かにぶっ飛ばしたくなるのは分かるわ・・・、っていうのを作り出してるのが凄いんだろうなあ。面白いし。

ナイフ持つと人格変異を起こすのは少し微妙だった。まあその違和感はしょうがないけど、なんていうかそこをポイントとするには微妙、変異の間隔が短いのが残念か。普段会話してるときに持たせると違和感倍増でどうしようもないですね。いやすんませんそんな悪くないです正直どっちでもかっこいいしかわいいので許せちゃうのが山本さんの絵だと思うんだがどうだろうかそうだよねかわいいよねうん。


上の上の中


やっぱり馬鹿なじゃない人はかっこいいよ。
  1. 2007/04/25(水) 00:16:39|
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