電撃文庫と堕落生活*でんだら*

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されど罪人は竜と踊る4、5

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微塵の先輩とカラオケに行った帰りに、本屋によって、微塵の先輩がこの本を知ってて、軽く話題が発展したので、ちょうどいい機会だったので再読。



予想通りというか、まあなんというか。鬱。




救われない。誰も救われない。誰一人救われない。
愛を求めるが与えられないガユス。どうしようもないジヴとの決別。隙間に入り込むアナピヤ。掘り返される過去。どれもが苦痛で、どれもが軋み。すべては仕組まれたものとわかっていてもどうしようもなくもがく間も与えてはくれない。それでもガユスは立ち上がる、なんて陳腐な救いなどこの物語には無い。

誰も愛さず、誰にも愛されないギギナ。埋め様の無い孤独は闘争の中でだけその感情を埋めてくれる。しかしそれすらも孤独を招き、闘争の中での自己確立は、その瞬間の刹那の命。そこに救いは無い。

愛して欲しいと泣き叫ぶアナピヤ。真実は残酷で、どうしようもなく吐き気がする。その感情の変化すらも誰かの手のひらの上の出来事というならば、そこに自分の意思はあるのだろうか。愛して欲しい。そう仕向けたところで相手は人形とどう変わる? 絶望は果てしなく、救いを魅せてはそれを砕く。





読んだあとの気分は最悪で最高。
これほどの気分にさせてくれる小説は、あとは魔女カリかダブリぐらいか。
ただ、そのなかでも最悪な結末だろうと思うし、だからこそ大好き。

解剖シーンとか、それを自分の目で見てしまうアナピヤとか、その無様な過去を見てしまう現在のアナピヤとか、もうそこら辺が最高。
ジヴに迫って言って完全にフラれたあとのガユスのところもいい。



もう。駄目。



上の上の上





鬱いのは本当に大好きです。
  1. 2007/02/08(木) 00:40:31|
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