電撃文庫と堕落生活*でんだら*

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砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない

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久しぶりに泣けた。

砂糖菓子という表現が見事。見事の一言。
そしてなによりオレの大好きな鬱展開。

まあ序文で全部わかっちゃうけどそこは気にしない。
藻屑の心の真意。隠し通そうとしての嘘。
嘘に嘘を重ねそのさらに奥にある本当を嘘の海に沈め隠し通す。

なんともまあ心躍る展開ですね。
暗くなりますよ。当然。


子供の子供としての心。
母親の本心。
担任教師の欺瞞。
海野雅愛の心の闇。
藻屑の傷。
好きだった人の本性。


全ての描写が物語に引きずり込む。

動物とその命。ウサギと犬。犬と人間。人間の命。


自分は感受性など豊かではない。物語は物語として受け止める。
面白いか。面白くないか。
当然面白いに決まっている。

いや、ここで、おもしろいなどというのは不謹慎か?
そんなことはないだろう。エンターテイメントとしてのこの作品は十分な完成度を誇っているのであり、そしてラノベとして、文学として良作であると思う。





それが心に響くかどうかは別問題として・・・。






とにかく。最高でした。
こういう、こういう話を待ってるんです。
こういう話をたくさん、それこそむさぼるように貪欲に読みたい。

明るい、テンションだけのラノベもいいだろう。
萌えも結構。

でも、
ハッピーエンドが全てじゃない。

バットエンドにはバットエンドの意味と面白さがある。

心に響く、

本が読みたい。

テーマ:ライトノベル - ジャンル:小説・文学

  1. 2006/01/20(金) 23:48:28|
  2. 読了感想
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:1
<<なんか新年会 | ホーム | さて。まいじゃーでひろったラノベヒロイン問題。何人わかるかな?>>

コメント

撃ち放つ弾丸は、かつての銃創

>幸いというか、なんというか、傷はあまり深くありませんでした。
>なんでしょうかね。
>傷が出来るだけの心すらまだできていないのでしょうかね。

いや、必ずコレをやったからこうあってしかるべきなんてことは世の中にはありません。
以前書いたとおり…
「正直、感想というものはソレからナニを受け取ったか、感じたかであって残ったモノをどういうカタチでも表してもいいと思うんですよ」
俺のはすでに感傷の域でしたが…そういう意味では「感想」として載せる必要性などなく、まんま独りよがりな文章にお目汚しだったような気がしないでもないのですよ、今では。

>多分、子供の、偽善と偽悪と勝手な妄想と、浅い論理の欠片で固めた、薄っぺらい感情ごときでは、受け止めきれなかったんだと思います。

ちょっと説教くさくなりますけど、無闇に自分を卑下するのはおやめなさい。
面白かったら、いや、面白くなくてもそれでいいんです。重複しますけど絶対評価なんてどこにもありません。桜庭作品で傷口がうずくのは読者全員ではありません。
乱暴な言い方をすると、たかがラノベで打ちのめされるのもまた滑稽なことでもあるわけです。

正直、人並みに幸福を生きようと思っている人は傷なんて持たないほうがいいにきまってます。そういう意味で賢い人はそれをどんどん捨てて行って生きているんだと思います。
…もしくはそれを抱えながらも、力強く進める人ばかりなのかもしれません。それが事実ならそこまで至っていない自分が情けなくなるだけですが。

やや話がそれました。

逆に言えば、そういった傷は創作者にとっては貴重な経験に裏付けられた独自の個性につながり、紛れもない武器になります。
創作というのは間違いなく、自傷行為です。さらにいうなら病です。人によっては根治も難しいでしょう。それでも踏み込む覚悟はありますか?

長文、失礼しました。願わくば、このささやかな弾丸があなたに届きますように。

※参照→http://solude.blog33.fc2.com/blog-entry-89.html
ムシウタ6読了後に興味がおありでしたら、起こしください

PS…この時期読了ってことは、もしかして俺のランキングのせいですか?考えすぎですか、自意識過剰ですか、そうですかorz
  1. 2006/01/21(土) 15:33:26 |
  2. URL |
  3. そる #-
  4. [ 編集]

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  1. 2006/01/21(土) 15:34:13 |
  2. すたじおG
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