電撃文庫と堕落生活*でんだら*

文字サイズ[中]推奨

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

暗い30のお題 18,終わらない地獄を嘲笑うだけ

http://cosmos.jakou.com/030/030-01.html

お題18こめ

前回が1月だったので都合半年ほど書いてなかったのをしばらくぶりに書いてみた。

グロ苦手な人は絶対に駄目。
絶対に絶対に駄目。



そういうの大好きって人。
主にされ竜のアナピヤ過去話とか、魔女カリ2巻の正殺とか、沙耶の唄とか大好きって言う人。
ちょっと来い。コメントでもmixiでもいい。友達になろう。

というわけで。
追記からどうぞ。





18 終わらない地獄を嘲笑うだけ

「やあ」
 放課後の教室で声をかけてきた友人は全くもって気さくに言った。
「死んでくれ」

「あなたのこと好きだったの」
 校舎裏で告白してきた女子はその小さな勇気を振り絞って言った。
「だから死んでくれない?」

「おい秋人」
 しばらく前にリストラされた父親は俺の部屋に入ってきて優しく言った。
「父さんのために死んでくれないか?」


 自分にできるコトなど何一つ無い。ただただその様子を見ているだけ。
 もうそんなことは慣れた。慣れたと思いたい。そう信じなければまともな精神を保っていられる気がしない。
 みんなが自分を殺そうとする。近づく人全てが。
 馬鹿なことと一笑したい。これ以上の悪夢は無いと、自分に絶望して自殺でもしてしまいたい。
 それでもどうしようもなく無為なのは、死ねないというこの体のせいなんだろう。いや、既に死んだこの体。とでも言うべきか。
 ゾンビ。というと腐った体を思い出すだろうが、俺のからだにそんな箇所などどこにも無い。健康的な一般的な中高生と全く変わらない肌で、全く変わらない生命活動をし、全く変わらない人生を歩んでいる。まぁ一つ付け加えるならば、親しくなった人間は必ず、俺のことを殺そうとすることだろうか。




 目の前でそういった友人は、俺を突き倒し、包丁を振りかざし、振り下ろした。
 血液は噴水のように飛び出す。肌に突き刺さった包丁が発するのは延々と続く痛み。発狂するほど、立っていられないほど。絶叫しても足りないほどの灼熱。もちろん避けようとはした。そんな俺の思考能力などを完全に置いてけぼりにし、動体視力の限界に近い速度で包丁は振り下ろされた。
 イタイ。
 脳に降りかかる命令。動物として最低限持っている感覚。痛み。
 腕が丸ごと切れ掛かっている。肩に食い込む包丁の刃はまるで鋸のように前後される。
「死ねよ死ねよ死ねよ死ねよ死ねよ死ねよ死ねよ死ねよ・・・・」
 念仏のように唱える友人の声は頭に入るが痛みの入力がそれを完全に凌駕する。
「っがあああああああああああああああああああ!!!!」
 詰まっていた声の放出は新たな痛みへの序章。前後の動きはその声によって更に加速し肉を巻き込んで血を飛び散らせ、鋭利な刃物としての役割を放棄させ、ただ残忍にその凶器としての能力を発揮する。
 イタイイタイイタイイタイイタイ・・・。
 両手で包丁の柄を掴んで引き離そうとする。しかしその程度の力では前後する包丁の速度を落とすほどの効果も挙げられない。頭が割れる。肩口を切られているのに頭に響き渡る危険信号は、脳の痛みとしてもカウントしているらしい。痛みだけで死ねる。
 ぐちゃっぐちゃっ。
 やめろ、とか、やめてくれ、とか。そんな言葉が無駄なのは分かりきっている。そんなことを言ってる暇があったらとにかく体を逃がすことを優先させる。
 既に鎖骨の切除は終了間際。
 起き上がろうにも馬乗りになられた状態で抵抗は無力。
 引きちぎられる神経。食い込む刃の鋭利さ。そして飛び散る血と肉。
 頭が割れる。脳が痛みに犯される。
「――っっらああああああああぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!!」
 食い込む刃を無視し、その痛みも無視し、全てを無視したつもりになって、それでも響いてくるふざけた痛みを気合で押さえ、友人の腹に拳を捻じ込む。鳩尾を狙い無理やりこの体勢から逃れようとする。
 ドスッドスッ、と何度も、何度も、何度も、殴る。勢いで包丁がねじれ、肩の周りどころか腕の皮を抉り、皮を剥ぎ、在らぬ方向へと切込みが入る。無視。全てを無視し殴る。
 しかし友人の目は変わらない。自らの痛みも生命活動も、全てが幻になり幻想となり、最終目標である俺の死を求めるためだけの機械と化している。
 ふっ、と、肩の痛みが一瞬消えた。
 ただ単に暴れまわっていた包丁が消えただけ。
 よかった。そう思えたのは一瞬だけ。

 腹部に灼熱。捻じ込まれた包丁は抉られ、回転させられ、上下に動く。
 ぐさっ、ぐさっ、ぐさっ。
「あっ・・・ぐぅ・・がはッ!! ごふっ・・・!! がぁぁああぁぁぁぁああああ!」
 内臓を犯される侵される冒される。切り傷なんかでは断じてない。致死傷。それだけで死に至れるだけの出血量とショック死さえ可能なまでの痛み。痛み。そして痛み。抵抗の無駄さ加減を再確認する暇もなく、与えられる痛みの連打に耐えられるほどの余裕は既に失った。
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね・・・」
 念仏は続く。上下運動も続く。痛みも。痛みも、そして痛みも。
「っらあああがああああっぁ!」
 掴む。
 指が切れた。握った場所が柄ならば良かったが、見切りもつけずに掴んだ包丁はその刃としての役割を果たし、上下運動も相まって、右手の指の切断という事態を生み出す。
 待ってはいられない。左手も同様。今度は友人の手を掴む。
 止まらない。その速度は変わらず、上下の往復は確実に内臓を破壊して行く。
「っっっクソッたれがぁぁ!!!!!!!!」
 指の無くなった右手を差し出す。掲げるのは包丁の軌道。手のひらを上に向ける。
 友人の手は止まらない。右手ごと腹部を貫く。
 もうこの程度の痛みなど変わらないと思っていたが、死ぬほどの痛みは手のひらから響いてくる。それでも構わない。その痛みを振りはらい、絵にいくに従って太くなる包丁の刃に自分から手のひらを突き刺す。
 傷口が開く。神経をひきちぎるような痛みと、突き抜ける感触。二度と味わいたくない痛みを感触をもたらしながらそれでも腕を動かす。
 刃の部分を突き抜けて柄まで達した手。
 イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ。
 痛みなどとうに麻痺した。そう信じたい。
 手に食い込みほとんど一体となった包丁ごと、・・・腕を振る。
 眼の裏に瞬く閃光。今まで以上に鋭すぎる痛みは腕全体の痛みとなり、体を駆け巡る。
 凶器の無くなった腕を、しかしそれでも振り下ろし続ける友人。腕は腹を抉り、指で内臓を掻き出そうとする。
 ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃと粘着質な音が響く。
 自制など出来る暇は無い。死なないと分かっていたとしてもこの痛みに耐えられるはずも無い。手のひらに刺さった包丁を、無理やり振りほどき、

 友人の頭部を突き刺す。

 抵抗は無かった。脳に刺さったと体が認識するまでの数秒の間、腹のなかで指は蠢いていた。
 痛みの限界量など、とうに超えていた。

 崩れ落ちるようにして友人は倒れ、崩れ落ちるようにして、死んだ。


 それでも俺は生きていた。


 地獄のような日々は終わらない。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ほんとはこの後、告白してきた女子の話と、お父さんの話を書こうと思ってたけど精神力が足りませんでした。
3つとか書かないと終わらない地獄っぽくなかったから書きたかったけど・・・まぁとりあえず終わり。

でも書いてるとき楽しかったからおk。

このぞくぞくする感触がたまらないよね。

変態ですか?そうですかすみません。想像の中のグロは大好き
ですリアルは無理ですすんません。


あー。久しぶりにがんばったな。
また、たまにちょこちょこ書いたりするかな。



これ以前のが読みたいという奇特な人は

http://okiyama.blog19.fc2.com/blog-category-11.html

こちらから創作小説カテゴリでどうぞ。




猟奇分とグロさが足りないって言う人も拍手かコメントくれるとうれしいZE。
  1. 2007/05/30(水) 00:11:29|
  2. 創作小説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<アメサラサ | ホーム | さて>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://okiyama.blog19.fc2.com/tb.php/1014-e261ff3f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。