電撃文庫と堕落生活*でんだら*

文字サイズ[中]推奨

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

閉鎖都市巴里 上

017069080000.jpg


というわけで、なんか読むのに1週間近く掛かってしまった上巻です。
早速感想にいってみますか。



 なんてったって、そりゃあ、その書き方が面白い。一人一人の日記と脳内記述。全て話し言葉でかかれていようとも、それは全部書いたものということになっている。
 手紙、日記という媒体がほとんどだが、たまに重騎の記憶槽への書き込みというものにもなる。
 まあそれはこのパリという設定から成せるものだけどね。

 物事は記録されなければその事実を保てない・・・だっけ? まあそんなようなものだったと思うけど、よくもまあこんな設定を考えられるもんだ。加詞筆と視認筆の違いが最後まで微妙に分かりにくかったけど、要するにシーニャが見るだけで、アジュテがその存在を確認するということになって、加詞筆しないと、それは存在していないことになるということかな? わかんないけどニュアンスはつかんでいるからおっけ。

 川上さんの凄い所は、この大きな大きな世界をしっかりと基盤にして、話を作っていることだと思う。その設定は揺らぎ無く、ずっしりと座っていて、世界観を完全に構築しきっている所がいい。

 話の内容に入るけど、今回の注目すべき所は、やはり自動人形ということだろうか? これ以前の都市シリーズでは、ザインフラワということでSfというものを髣髴とさせるものだったが、今回は新しい用語として、ベル・デ・マリオネッタというものから、ルール・デ・マリオネッタというものまで、出てきたが、まあ本質としては同じだろう。
 川上さんの描く自動人形たちは、人間になることを安易に至上目的としていない所が面白い。Sfにしろ、八号にしろ(都市シリーズのやつはあんま覚えてない)機械ということに自ら誇りをもって生きている、まあ生きているといえるかどうか分からんが、存在し続けているといえよう。
 今回のロゼッタは、最初は機械としてするべきことのみをしていれば満足であったものからだんだんと人間を求めていくという、人間になりたいという心を持っていくという形で成長を表現していた。


ああもう感想になってないな。じゃあここから普通に行こうか。


まあ正直。

めっちゃ面白かった。


そういうしかないじゃないか。だってさ。もうさ、最後のクライマックスといってもいいシーンなんか授業中にもかかわらず泣き出しそうになっちゃったよ。ほんと。あれは反則級だって。
人になりたいと思う心と、人になりきれない体と。
わからないわからないといいつつも、それでもベレッタを待ち続けるロゼッタと。

そこまでに積み重ねてきたものと、その話の重さと成長の重さが、またよりいっそう感動を誘ったんだと思う。

もちろんそこだけではない。
戦闘シーンの描写なんかもあいかわらず・・・といっていいのか微妙だが、相変わらず凄い。
機械との合体(というのか?)しているときの体の動きなど。今回の表現方法が独特であるがゆえに、その特異性も遺憾なく発揮されてとてつもなく面白い戦闘になった。
ハインツベルゲの90倍の速度という表現がほんとに分かりややすく伝わって来た。「遅い」ってほんとに遅く見えてるんだろうなー。

技巧的なものでは、あとはロゼッタの手紙の文章術の進歩というものか。
あれは正直驚いた。あんなふうにして成長を視覚的に表現できるとは。最初のうちは変な文章だがしょうがないかなとか思ってたんだが、だんだん普通になってきて、しかもそれを習っているという設定で、というのが意表をつかれたみたいで面白かった。
・・・の使い方とか知らなかったりしたのがちょっと自己嫌悪の種になってるのは気にしない方がいいだろう。


さて評価。



上の上の上


これは不動だな。
じゃあ下巻でも上上上をつけましょうかね。



ではまた。
スポンサーサイト

テーマ:ライトノベル - ジャンル:小説・文学

  1. 2006/04/28(金) 23:24:43|
  2. 読了感想
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1

ネタが無いときは適当になんか書いておけばどうにかなるもんだ。と錯覚してみる。

というわけで。適当なものです。
正味30分かかってないと思います。文字数的にもね。
何にも考えないで思うままに書いたら意味不明になり、オチは再び適当です。

ではまた。


P。S。
にしみなみ殿。
コメントありがとう。なんだかとってもうれしくなってきます。
俺も絵を見習ってがんばろうかと心の中で思ってたり。
ではまた。 追記-Postscript-
  1. 2006/04/28(金) 22:52:54|
  2. 創作小説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。